胴貫について書いたところ、どのように裏をつけているのか、という質問がありましたので、画像を添付します。
最初のは裾です。八掛をつけてあります。
ウールなので生地は厚く、すくい縫いで止めてありますが、表からはまったく縫い目は分かりません。
次が、胴の後ろ肩から背中に向かっての部分、木綿を、要所のみまつってあります。
袖にはつけていま...
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Posted at 13:18
先日、足袋の洗濯に有効な石けんを紹介しましたが、100円均一ショップで見つけました。
Posted at 14:23
着物初心者にとっては、着物がどう作られるかはどうでもよく、ブランドと値段にのみ関心が向く、というのはよくあることです。
本当は基本をまず知らないと、着付けも仕立ての注文もコーディネートも、中途半端で終わるものです。
着込んで行くうちに、どうも衿回りがしっくりしない、とか、縫い目がすっきりしない、とか、気づくのですが、仕立て代が安かった...
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Posted at 17:56
胴裏をつけず、八掛だけの裏の着物を胴貫きと呼ぶ事を書きましたが、今回はそれをさらに進化させた形を紹介します。
東京一衣舎の木村さんが、「洗濯しやすい裏つきの着物」について、20年間、工夫の結果生み出した着物です。
紬や木綿の裾のみ、つけます。画像で分かる通り、身頃の横は額に縫い込んでありますが、裾は外してあり、縫い代の部分のみ千鳥ステ...
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Posted at 14:45
東京一衣舎を主宰している、仕立ての第一人者、木村幸夫さんは、着物美人はなんといっても、着付けと仕立てで決まる、と言います。
私はもうひとつ,姿勢も、と加えたら、画像の女性を「その通り。このかたの姿勢はいいでしょ」と、おっしゃいました。
胸を少し前に出し、お腹を引っ込める、肩は落とす、逆に頸椎は伸ばす、ことを心がけるとこのような姿勢にな...
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Posted at 23:25
外は寒く、室内は汗が出るほど暑い、というのが札幌の冬です。
重ね着衣装の着物の不自由さが感じられる季節でもあります。
洋服のように、ダウン素材のコートはなく、外出はいやでも厚着になります。
そこで、胴貫きの登場です。胴貫きというのは、袷仕立ての八掛だけ、胴の部分はつけない状態の着物を言います。ただ、どんな着物でもこれが出来る、というわけではありません。普通、袷の裏は、八掛と胴裏が繋がっている...
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Posted at 14:52
こすっても落ちない頑固な足袋裏の汚れ、貴女はどうやって洗っていますか?
ブルーキーという商品があります。
http://lohaco.jp/product/8538960/?sc_e=p_as_co_ps_c_53_53030030005
この石けんを裏にこすりつけ、揉み込んでから洗濯機に放り込みます。
渡来してみてください。
Posted at 11:13
最近は柄衿を合わせるかたが増えましたが、どうもいまいちの感が否めません。なぜだろうと考えていて分かりました。
バランスが悪いのです。見せ方のバランスが。柄衿を使うのはおしゃれ、と考えるまでいいのですが、単に使うだけで終わってしまい、全体のバランスまでは考えていないようなのです。
おしゃれはバランスが悪いとゼロになってしまいます。
で...
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Posted at 10:47
テレビで時代劇を見るたびに、後ろに張り出した帯はどうやって支えているのだろう、と思っていました。
あの結び方を、素人が前で簡単に結んで後ろへ回せないものだろうか。
いろいろ思案の末たどり着いたのが、家庭にある道具の応用でした。
その道具で支えて時代劇結びが作れたのです。さっそく、知人の男性に改良してもらい、毎月行っている「キモノナイ...
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Posted at 16:45
北海道はかってない大雨に見舞われ、札幌も被害が出ています。着物どころではありません。
ところで、先日、ある絵を見て、着物の柄にどうだろうかと思い立ちました。動きがある絵なので、デジタルプリント、広幅のロットでの印刷が適している、と思いデザイナーや印刷屋に話を持ちかけています。動きがある着物にしたいのです。
そもそも着物は、女性の動きを縛る時代に着られていたファッションですから、柄も静かなものが...
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Posted at 11:47
札幌はまだ暑く、夜、浴衣で出かけている、というかたもいます。
内地ときたら、今月一杯は大丈夫だろう、というひともいるくらい、ここ数年の暑さは、着物の季節感さえ変えています。
夏の暑さが長引くようになったのは実は、戦後数年たってすでに始まっていたのです。そのため、昔は9月に入ってすぐに単衣に衣更えする事に何の抵抗もなかったのが、少々辛く...
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Posted at 08:31
コーディネートは難しい。
[2014年08月28日]
大正時代の着物のコーディネートは難しいですね。
大柄の派手なものが多かったので、現代のような、モノトーンのカジュアルな洋服ばかり着慣れている人たちにはとっつきにくい。
アンティークは柄オン柄で構わない、という原則がいつのまにか、柄オン柄ならなんでも構わない、になってしまい、合う合わないはいっこうに気にしない風潮が出来てしまっている...
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Posted at 17:38
本来は、振り袖の帯結びに使うのですが、後ろが三つに重なっている紐を、薄くて軽い、夏帯のボリューム出しに使ってみました。
ボリュームがある帯結びは立体的になり、横から見た着姿が魅力的です。
この紐を使うと、普段着に、半幅ではなく、名古屋、袋帯でも遊んで結べます。帯揚げ、帯紐を使わずに、三重になっている部分に自由にくぐらせるだけです。
Posted at 08:01
先週お知らせした、浴衣美人の撮影が終わりました。
参加者のかたへの負担を少なくするため、ほとんどボランティア値段を設定しました。
スタジオも証明写真用の、狭く、ライティング設備も整っていない場所を借りての撮影なので、いろいろ不満足な点はありますが、みなさんにはとても喜んでもらえました。
不利な条件を克服、一瞬のいい表情、ポーズにシャ...
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Posted at 09:21
着物の写真は動きがあるほうが美人に見えます。
硬直して突っ立ち、両手を前で揃えているポーズが圧倒的に多いですが、それで絵になるのは女優かモデルです。彼女たちは撮られる事に慣れているため、ただボーッと立ってはいません。
表情のつくりかた、姿勢を整える方法を知っているため、同じ立ちかたでも素人と違ってサマになるのです。
胸をゆったりさせ...
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Posted at 10:15