まずは画像をご覧ください。
このストール、どんな糸で織られたと思いますか?
白樺なのです。
神戸在住のデザイナーの女性が趣味で織物をなさっているのですが、材料は蒐集、染め、織りまで一貫して1人で行っています。
北海道特産の白樺を材料にするとどんな織物が出来上がるか、かなりの年数試していましたが、とうとうこんなに美しい織物が仕上がり...
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Posted at 10:51
帯紐の整理はどうしてますか?
そのまま重ねてしまうと絡まりやすくてやっかいですね。
少々色気に欠けるのですが、トイレットペーパーの芯を利用する方法があります。同じ色を束ねて芯の中に入れておくのです。いかになんでもそのままでは、というなら、色紙などを貼っておけばいいでしょう。
紐先も、拡がりやすく形が崩れてしまうので、電気コードなどを...
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Posted at 00:51
札幌では、京都のように、アンティークや友禅など、いかにも着物らしい着物は似合わず、よく、洋服地で作った着物やポリエステル、ウールを着ます。
帯も半幅を結ぶことが多いです。
そういうとき、草履はやはり重いです。
そこで下駄、ポップな下駄の登場です。
画像は、浴衣用ですが、袷の着物にも合います。
Posted at 15:13
画像を見てください。
宮沢りえさんの後ろ姿です。
すっきりと美しいでしょ。
自分の後ろ姿はなかなかチェックできないものですが、誰かに写真を撮ってもらいましょう。
もし、贅肉がついて膨らんでいたら、いくら奇麗に着付けても、お化粧を念入りにしても、大減点になります。
中年になると背中に肉がつきやすい上に猫背でもあればなおさら減点です...
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Posted at 10:45
このコラムのタイトルを「北の大地から」→「きものであそぼ」に変更して1年が経ちます。祥伝社出版の「きものであそぼ」シリーズは、4巻で約10万部売れました。
日本のあちこちで、着物の好きな女性に逢うと「本、読みました」とよく言われます。
売れ行きの効果のおかげでスポンサーがつき、京都に「きものであそぼ」呉服店を出しました。
...
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Posted at 11:43
京都で店舗展開していた「きものであそぼ」を札幌で再開します。
店舗は持たず、1人で動きます。
去年、住居を札幌に移してから「和事始め教室」で和文化へのとっかかりを、若いかたたちに教えていましたが、和文化の環境がほとんどない北海道では、やはり着物が一番分かり安い対象だということを知りました。
着物についての相談が増え、知り合ったかたた...
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Posted at 08:42
海外のデザイナーの間で、ジャポネスクの潮流が見られます。
和をイメージさせるようなファッションが、アメリカでもヨーロッパでもよく見られるようになりました。
このブームに乗ろうとしているのが、日本の、売れない着物を抱えた呉服会社です。
海外で、インクジェットで染めた振り袖などのショーを開こうとやっきになっています。そのための資金集めも行っています。
しかし、無駄でしょう。海外のデザイナーがデ...
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Posted at 09:27
そろそろ浴衣を仕舞う時期ですね。
畳んで大きなネットに入れて、洗濯機で普通に洗います。
藍など、色落ちするものは単体で洗ってください。
ハンガーで乾かしそのまま仕舞います。
来年、6月に入ったら取り出し、衣装ケースなどに洗濯ノリを溶かして漬けます。
少し動かし、ノリが全体にのったら、軽く絞ってハンガーにかけて乾かします。
生乾きの状態でアイロンを掛け、一旦干してから再度、残っている皺に...
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Posted at 14:15
浴衣の季節が終わったところで・・・。
去年に引き続き、私が立ち上げた撮影集団「WAYA屋」の、浴衣姿撮影を今年も行います。
もう、午後1時から1組しか受られませんので、来年の参考になさってください。
画像のうち、ピンクの帯の浴衣は子供用です。
スタジオカネミチ+1企画 浴衣撮影会 ASTY45ビル1階
「WA...
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Posted at 15:21
浴衣の帯結び初心者用に考案された帯枕があります。
サザメ
https://www.youtube.com/watch?v=jbYCXi6mIjo
あずま姿という会社から売り出されています。
使ってみました。
ちょっとしたコツは必要ですが、初心者には便利な道具です。
浴衣用の簡単結びばかりでなく、いろいろなスタイルに応用可能です。
それにしてもおかしなネーミングですね。
Posted at 11:11
日本では、梅雨が明ける7月初旬以降、土用の頃(うなぎを食べる時期です)、タンスの着物を次々と室内で虫干ししました。
実際にはこの頃は湿気があり、虫干しには適していません。
真冬のカラカラに乾燥した時期に行うべきなのです。
1日干しておけば充分です。袷の場合、吊るすと裾が袋状にふくれてみっともなくなります。
こうなると、アイロンでは...
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Posted at 11:23
着物の丸洗いというのは、要するにドライクリーニングのことです。
洗う、というと、水で洗う感じがありますが、水は使わず溶剤を使うので色落ちや縮みが起きないわけです。
けっこう高いです。
京都にはさすがにコインランドリーにドライで洗える店もあり、5枚くらいまとめて放り込んで1000円くらいだったのでよく使いました。
札幌に移ってからは、知り合いのクリーニング屋さんに送っています。ここも5枚で1...
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Posted at 23:35
絶対にないわけではありませんが、つけ下げの浴衣ってないですよね。
実は、昭和初期には作られていたのです。主として藍ですが、上は無地、裾に柄が置いてある、というような。
画像の、赤が入った柄は昭和初期のもの。花柄のほうは、私が縫ったもので、大風呂敷を利用したので帯下に接ぎがあります。
もっとどんどん作られても面白いのではないかな、と思...
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Posted at 12:57
夏の着物はあくまで涼しげに
[2015年07月16日]
若い娘が髪に大きな花を、帯は2本使って盛り上げ、浴衣地も派手な花柄、と、あくまで暑苦しく着るなら、おばさんは対抗して涼しげに着ようではありませんか。
ただでさえ暑いのに、浴衣に半襟、足袋つき、胸元はきちきち、となると、見ている方が息苦しくなります。ましてや、色レースの半襟は、レースなら涼しい、という常識で通そうとしても、見た目が暑苦しい...
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Posted at 11:51
40代を過ぎると、礼装以外の帯は、前を少し下げて締めたほうがかっこいいです。いかにも、着慣れた、という感じがします。
前は少し下げ、後ろは上げ気味にします。
竹久夢二風に、ぐじゃぐじゃと前後とも腰の辺りで締めるのもありですが、これはよほど腰が細くないと、だらしなく見えます。
帯を下げて締めるには、胸が出ているかた以外は、ソフトブラジ...
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Posted at 10:11