大正時代の着物のコーディネートは難しいですね。
大柄の派手なものが多かったので、現代のような、モノトーンのカジュアルな洋服ばかり着慣れている人たちにはとっつきにくい。
アンティークは柄オン柄で構わない、という原則がいつのまにか、柄オン柄ならなんでも構わない、になってしまい、合う合わないはいっこうに気にしない風潮が出来てしまっているような気がします。
確かに、破調の美、といって、バランスを崩す美しさもありますが、それは、そのパワーを受け止められるボディやお顔を持ってこそ、なのです。
画像のお2人は、そのあたりのセンスをお持ち、と見受けました。
下手すると、大阪のおばちゃんの「目立ってなんぼ」、派手ならなんでもかまへん、というファッションになるところを、見事に切り替えています。
背負うバッグとスカーフ、帯留め、根付けは、9月6日の円山「Zee」でのキモノナイトで披露する、作家さんの作品。これらを着物と合わせてくれ、との依頼があり、ただいま思案中です。
Posted at 17:38