着物初心者にとっては、着物がどう作られるかはどうでもよく、ブランドと値段にのみ関心が向く、というのはよくあることです。
本当は基本をまず知らないと、着付けも仕立ての注文もコーディネートも、中途半端で終わるものです。
着込んで行くうちに、どうも衿回りがしっくりしない、とか、縫い目がすっきりしない、とか、気づくのですが、仕立て代が安かったからかも、とざっくり判断して終わってしまったりします。
そんなひとでも、半襟を付けるのに針くらいは持つはずです。
どんな針を使っていますか?
画像の、いくつも並んでいる中に四の二、などと表示されているのがあります。これは、先の四は太さ、後の二は長さを表していて、手の大きさによって選べるようになっているのです。
1種類だけの画像は、縫い針ではありません。ほつれ直しです。
生地の糸が表地に飛び出すことがありますが、表からその糸を裏地へ押し込めると、螺旋状になった針がうまい具合に通してくれて、奇麗になります。
Posted at 17:56