地詰め、湯のし
[2013年11月14日]
仕立てに出すとき、縫う前に行う作業があります。それは、地詰め、とか、地のし、とか、湯とおし、と呼ばれるものです。昔の和裁師は全て、この、仕立て前の作業を心得ていて、適切な処理を施したのですが、最近は、外国へ仕立てに出したり、そんな知識のないひとが仕立てたり、で、縫った後、何年か立つと着られなくなる事件が起こっています。ごく最近、表地と裏地の釣り合いが悪くなり、緩み引っ張りが起こり、仕立て直しに出し... [全文を読む]
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