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和の生活マガジン花saku4月号 弘前城の桜と観桜会  [2018年03月20日]

和の生活マガジン『花saku』2018年4月号表紙

日本人はどうしてこんなにも桜の花が好きなのでしょう?
『花saku』(旧『Sakura』)創刊からお陰様で20年以上が過ぎましたが、4月号はほぼ100%が桜にまつわる特集です。

ある年は桜が出てくる歌舞伎をはじめとする伝統芸能だったり、ある年は桜の木のお医者様だったり、国宝姫路城をバックに満開の桜を求めたり、最果ての地で桜を探したり……全国各地へ桜を求めて走り回った20数年……。出張が多くてとても大変ですが、運の良さは何度もお伝えしているとおり、ほとんど晴天、ほとんど満開! 美しい桜の花と、たくさんの出会いを重ねてきました。
今年は、長崎県の島原、青森県の弘前と2号連続で満開の桜をお届けすることができそうです。

 

花粉症なので、春は若干憂鬱なのですが、昨年から「免疫療法」というのを始めました。35年かかるそうでその前に死んじゃったらシャレにならないんで、余命がたっぷりあるうちに受けないと損なのですが、微妙……(笑)
さて、この治療は、毎日毎日少しずつアレルギーを改善していくというもの。忘れずに行うのが容易ではないのですが、なんとかリズムを作って継続することができています。が、さすがに1年目の春はまだまだ症状が出るようで、ここは我慢のしどころというとこです。毎月の通院もスケジューリングがやっかいですが、乗りかかった船じゃないですけれどせっかく始めたので諦めずに通おうと思っています。

 

花粉症は、意外とバカにできません。風邪ととても良く似た症状ですので集中力を維持するのがとても大変。そして鼻の下の皮膚は薄く薄くなって痛い痛い! 目も痒い(風邪よりつらいじゃないかっ!)。ということで、花粉症の薬を飲みます。もっぱら嵐の大野君が勧めてくれているの紫色のを飲みます。薬はなるべく飲みたくない! しかし飲まないと仕事にならない! そして、飲むと眠くなる。飲まなくてもたいてい眠いのに、飲んだらもう(@@;) お願いっ……落ちてこないで、瞼ちゃんっ!

 

大野君は「眠くなりにくい」と言って励ましてくれていますが「眠くならない」わけではなく、何も飲まなくてもただでさえ、だいたい起きているときは眠たいのですから、眠くなりにくいのを飲んでも眠いのです。大野君を責めているわけではありません。

まぁ、花粉症の悲しさをいつまで書いていても仕方がないので、4月号のご紹介をしましょう。


和の生活マガジン花saku2018年4月号扉

満開\(^O^)/

ゴールデンウィークの頃に満開になるという弘前城の桜ですが、全国各地から人が大勢集まるだけあって、やっぱり見事な風景でした。
なんでこう、うれしくなるんでしょう? 満開の桜って………


「観桜」と書いて「かんおう」と読みます。
でも、弘前では「かんご」と呼ぶそうで、「観桜会」は「かんごかい」となります。

雪深い青森。特に地吹雪が名物という厳しい冬が終わりを告げるのは桜前線がすっかり北上を始めてからのこと。弘前の人たちは、桜を観に行くためにココ一番の着物を誂えるのだそうです。

親族の結婚式に着物を誂えるのでもなく、叙勲で着物を誂えるのでもなく、還暦の祝いで着物を誂えるのでもなく、桜を観に行くために着物を誂えるというその感性と、桜やお花見のワクワク感がとてもステキだなと感じます。

誰だって、いつだって花が咲くのはとてもうれしいことですが、とりわけ、弘前の人たちが桜が咲くのを楽しみにしているというそのトキメキがものすごくうれしいし羨ましい。
そんな皆さんに、弘前城の満開の桜の下に集まって貰いました。

桜の下で訪問着なんておかしい! 花見はフォーマルじゃない! なんて思わないでください。ココ一番のきものを誂えるのですから訪問着でいいんです。
この日を楽しみに、着物を誂えてくださった皆さまの装いのこだわりと共に、弘前の観桜会とともに、弘前の文化もお届けする4月号。

読んでいるだけで、きっとワクワクしていただけるのではないかと思います。
うれしい気持ちのお裾分け。

ぜひ楽しんでお読みいただけたら幸いです。



編集部、今、猛烈に困っております。
桜が咲いてしまいました。
ロケしなくちゃ! 桜は待ってくれない(T^T)


では、和の生活マガジン花saku4月号、どうぞお楽しみ下さい。

ちょっぴりリニューアルした新連載はまた別の機会にご紹介をします。

 
Posted at 09:47