和の生活マガジン『花saku』3月号は本日発行です。
一足先に満開の桜をお届けしています。
「春爛漫 光のどけき春の日に
花見の極意 おしゃれ帖」と題しまして、読者モデルの皆さまには、「とっておきのきもの」という自由すぎるドレスコードで集合していただきました。
つまり「一番お気に入りのきもの」という意味です。
思い出のきものあり、新調のきものあり、振袖あり、ブーツ姿もありと、それぞれの思い入れがすてきで、満開の桜の下での語らいは特別な時間になりました。
そんなきもの姿を眺めながら……そもそも、最初にお花見をしたのは誰? とか、宴会になったのはいつから? とか「お花見」と言えば桜ですが、そもそもは梅だったお話とか、「さくら」の語源とか、お花見に出かけた時のたのしいうんちくがたくさん。
3月号の『花saku』を眺めながらこの春に着るきものや帯に思いを馳せたり、コーディネートを考えたり、足りないアイテムを求めたりと、桜が咲くまでのもうしばらくの間、『花saku』をお読みいただきながら、極上の花待ちのときを過ごしていただけたら幸いです。
そして、着物ファンには大人気の連載「日本全国染織探訪」では、加賀友禅作家の中町博志先生を訪ねました。いのちのその瞬間を切り取り、描き切る、ちょっと個性的な(?)加賀友禅作家の先生のお話はとにかく面白い!
「なるほど!」とポンッと手を叩きたくなるようなすてきなお話が満載です。スケッチにはもちろん時間がかかりますが、インスピレーションというか、中町先生の心が瞬間的にキャッチした「何か」がストーリーになって着物に描き出されるそのプロセスは、天才ならではなのか?いやいや努力のたまものか?
自然の営みのとらえ方、解釈の仕方も個性的で実に楽しい。季節の移ろいに敏感な着物ファンならば、引き込まれること間違いなしの取材になりました。
「きものとわたし」には、演歌歌手の石原詢子さんの登場です。詩吟で歌の基本を学び、衣装だった「着物」は年齢を重ねるごとにプライベートでも愛用できる相棒へと変わっていきました。
昨年、デビュー30周年の記念アルバムを発売し、ますます乗りに乗っている石原さんの人生観や着物愛には共感するところがいっぱい。ちょっとファンになりました〜\(^o^)/
大人気連載の「きもの塾」は、同じ着物でも、フォーマルとカジュアルで着分ける、コーディネートと着付け着こなしのポイントをご紹介! 膨大な数のきものをお持ちの方にはあまり興味がないかもしれませんが、それでも、「一枚のきものがこんなにも違って見えるなんて!?」と感動していただけるのではないかと思います。
なぜか地味なのに反響の大きい『たんすコンシェルジュ』の連載は、お嫁に持ってきたきものが悲しいほど似合わないというお悩み。さぁ、見事に解決することはできたでしょうか?
最終回を迎える連載もたくさんあります。
名残惜しい花sakuの3月号をどうぞお見逃しなく!
和の生活マガジン『花saku』は年間購読がお得です。