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花saku次号予告
 
きものであそぼ
着物への視線  [2013年09月12日]
町で着物姿を見かけた時、皆さんはどこに注目しますか?
男性、女性関係なく、ですよ。
私の場合は全体のコーディネートです。
バランスですね。
バランスを崩しているのは、意外にも小物です。
洋服だとほとんど気にならないのに、着物の場合は、帯締め一本、帯留めひとつがバランスを壊し、あっという間に野暮路線へと走らせます。
和の色の配合は洋服とは違う、ということが分かります。
和の色は、洋服のように大量で染めていないのです。
よく、着物の相談で「緑の着物に赤の帯は合うでしょうか」というような相談を受けます。
「見てみないと分かりません」と答えるのは、同じ緑や赤でも、微妙に違うだけでバランスが崩れるからです。
黒に200色あり、と言われています。
糸を釜で染めるため、ひと釜ごとに少しずつ色が違ってくるのです。
大学時代、西陣の染めやでバイトしていました。
工場の釜の前で、じいさんが「あ、また違た、むずかしいな」とよく呟いていました。
画像は本題とは関係ないのですが、今月の柄、萩の着物の写真があったので掲載しました。長襦袢も萩、帯は銀鼠色の綴れ、単衣です。
Posted at 13:07