着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
<<  2024年10月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
たんすコンシェルジュ
月刊『花saku』は
ウェブからご購入いただけます。
 
花saku次号予告
 
きものであそぼ
扇子の扱い  [2013年09月05日]
この夏、浴衣の帯に扇子を挟んでいるかたをチラホラ、見かけました。
お茶席では小ぶりの扇子を、扇ぐためではなく、結界として、あるいは目上への作法のひとつとして使います。
また、礼装の時、お祝儀を頂く場合に、扇子に載せたりします。
礼装に金銀の小ぶりの扇子を挟むのは、このようにお目出度い意味合いがあるからなのです。
扇子は、ある意味、重たい存在でもあるのです。
となると、浴衣や木綿の単衣など、いかにも普段着るような着物に挟むのは、似合いません。
面倒でもバッグに収納しておくことをお勧めします。
また、立って、あるいは歩きながら扇ぐのは、いかにもおっさんじみていて優雅ではありません。
バタバタ動かすのも同じ事。
こんなこと、わざわざ書く必要もない、と思われるかもしれませんが、着物だけでなく洋服でも、「優雅」「品位」という言葉が忘れ去られている時代なのであえて。
Posted at 09:29