内地では、そろそろ神社の境内などで、薪能が催される季節となりました。
北海道では九月にトマムで開催されるトマム薪能がありますがそれ以外では聞いたことがありません。能舞台もちらほらあるのですが、能の舞台としては利用されていないようです。
北海道人は伝統文化に興味がなく、能といわず、歌舞伎や狂言でも集客がままならないからだ、と聞きました。 残念なことです。
私は京都にいたので、薪能の催しにはよく行きました。
薄暮に始まりやがて陽が落ちるとかがり火が焚かれ、幽玄の世界へと導いてくれます。
能の演目は置いておいて・・・。
衣装です。
特に、表着と呼ばれている上着は、ぜひ手に入れたい衣装でした。
上半身をゆったり、下半身は裾をぎゅっと細身に着つけられるこの上着は、バランスがよく、つまり、かっこよく見えるからです。
本物は仰々しいのでデザインだけ頂こう、と捜したら、寝んねこ半纏が似た形があるのを発見しました。
反物の巾一杯に裁ってあるため、ざっくりと大ぶりに出来ています。赤ちゃんを覆うので、大きくなくてはならないのです。
さっそく買い求めたのが紫の上着です。
ネットで検索していると、ヤフオクに出ていました。
他に能衣装制作会社では材料をバッグに転用している会社も見つけました。
なかなか素敵なデザインです。
佐々木能衣装
http://www.noh-isyo.co.jp/product.html
ひろべ
http://www.hirobe-shoji.co.jp/catalogue/tradition/index-nouden.html
Posted at 10:05