後ろ姿は大事です。
前は顔に気を取られるし、じろじろ見るわけには行かないのですが、後ろはじっくりと観察出来ます。
それゆえ、油断してはならないのです。
着物の後ろ姿は帯に目が行きがちですが、それより上。襟足から背中までがすっきりしているかどうかに気を配りましょう。
何度もいいますが、よほど首が細く長くない限りは、襟足は髪がかぶらないように。
また、背中心の縫い目は真ん中まっすぐ、皺が寄らないよう、外出先では、身八口を左右に、おはしょりを下に、引っ張って調整することを忘れないように。
帯から下の縫い目は真ん中にこなくてもかまいません。
しかし一番大事なのは姿勢です。
美しい姿勢は、肩を落とし、頸椎を上に引き上げることを意識しているうちに身につきます。
バレリーナの姿勢ですね。
気功でも同じ形を意識します。
さらに、足首を引き上げる、歩くときは膝を離さず、おへその下が移動する、という意識持つ、ことも美しい姿勢を作ります。
意識だけで達成できるのか。
出来ます。
ただし、毎日意識して最低二年は必要ですが。
Posted at 09:37