大人の着こなしに、柄襟、柄足袋を使うのは、かなり神経を使います。
顔のすぐそばに位置する半襟を柄物にする場合、視線は、顔と半襟のバランスに向かいます。
若くて肌に張りがある場合はどんなに派手で大きな柄を使ってもそれほど違和感はないのですが、40才を過ぎ、張りもなくなりくすみも出てくると、着物との兼ね合いで細かく大人しい柄でないといかにも「ゴッチャゴチャ」に見えてしまいます。
足袋も同じです。着物、鼻緒、足袋の三つの色柄バランス をとるのは難しいです。
4枚並べた柄襟は、中年でも大丈夫、2枚のは、若いひと向きです。
襟の形に並べてあるのは和紙で作った半襟で、このような無地ならどんな色でも合わせられます。ちなみに和紙半襟は粘着テープつきなので縫う手間はなく、洗濯は三回くらいはクリア出来ます。以前、京都で店を開いていたとき、イラストレーターの女性が考案、販売していました。
柄襟が使えなくなった年代でも、肌襦袢の細い縁襟に色布を使う と少し覗くので色っぽい効果を出せます。
色襟肌襦袢は、浅草の仲店で売っています。
足袋は、柄のない色無地なら、普段履きのお洒落に使えます。
画像の足袋はマジックテープで止めるストレッチ足袋です。
Posted at 09:45