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花saku次号予告
 
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第75回 袖をつける

第74回でつくった袖襦袢をきものにつけます。
楽しいお出かけ、おしゃれなきものはすぐそこです。
きものに袖襦袢をつけるのは思っているよりもずっと簡単です。
 
きものにつける場合

 1 

きものの袖とつくった襦袢の袖を重ねて

寸法を確認し、

きものの身頃側から身八つ口を通して袖をいれ、

振りできものとぴったりとあわせます。

 

つくった袖の山ときものの肩山の折り目を

合わせて待針を打ちます。

 

3

袖を返して、きもののつくった襦袢の袖を

袖付をつけます。

このときに、きものに対して、

つくった袖の袖付を5mmほど控えます。

 

4

 袖裏の縫い代を合わせて、

縫いつけていきます。

赤色は袖のしつけ糸、

水色が縫い糸になっています。

 

5

袖付に袖がつき縫い上がりました。

袖を返して完成です。

 
 
衿襦袢につける場合

第73回でご紹介した衿襦袢に

つけることもできます。

これならば、涼しい上にお洗濯も簡単。

きもの着用後の面倒さもなくなり、

快適なきもの生活が待っています。

 

左袖(向かって右)は既存のものですが、

右(向かって左)には袖がありません。

右の状態がスタートになります。

 

 

肩山に印をつけます。

 

肩山の上に袖山をのせます。

縫い代は0,5cm~1cmです。

 

袖付を合わせて待ち針を打ちます。

 

二目落としで縫っていきます。

写真では赤色が袖のしつけ糸、

水色が縫い糸です。

 

衿襦袢が完成です。