コーディネートの相談を頂く時、初心者から、「素材は分からないのですが、紫の着物とベージュの帯を手に入れました、これは合うのでしょうか?」というような質問があります。洋服でも同じことでしょうが、着物はいっそう、色よりむしろ素材の合わせ方のほうが難しいのです。
よく、織りの着物に染めの帯、と言います。これは、紬などの織りの着物には、同じ素材の帯ではなく、塩瀬などの染め帯が合う、という意味です。しかしこれも、必ずしも織り同士では合わないか、というと、そんなこともないのです。
画像は、白大島に菖蒲柄の塩瀬の帯と竹柄の紬の帯を合わせたものです。どちらでも構わないでしょう?
質感が合うかどうか、これは、実際に合わせてみないと分かりません。
着物に合う帯を捜す時、携帯で撮った画像ではなく、実物を持ち歩いて捜すことをお奨めします。
Posted at 12:50