先日、50代の方と話していて、年と着物の色の関係に言及されました。年だから地味にコーディネートしなければ笑われそうだが、目立たないほど地味ではせっかく着物を着ている意味がない、とおっしゃるのです。
基本的には、年取れば取るほど、明彩度の高い色の着物を着ないと、一気に老け込んでみえる(泥大島などはこの点、落第)ものです。いつも書いているのですが、皇后は着物の色選びが実にお上手です。
明るいベージュやグレイの無地を着用なさっていることが多いのです。
新規に購入する余裕がなければどうしたらいいでしょう。
もし、なければ、羽織や帯を派手にすればいい、と申し上げました。若い時に着ていたが派手になって放ってある着物を帯や羽織に仕立て直せばいいのです。ある時お会いした80才になる銀座のママが、20代の時の着物を仕立て直した帯を締めていましたが、違和感なく似合っていました。
Posted at 17:15