着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
<<  2024年10月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
たんすコンシェルジュ
月刊『花saku』は
ウェブからご購入いただけます。
 
花saku次号予告
 
きものであそぼ
可愛いとうるさい  [2014年12月11日]
ある女性が、寒いとき、きものに帽子はあいにくいし、困っていたけれど、そうだ、ウイッグという手があった、と叫んだので、感心してしまいました。
確かに。
帽子を上手に着物に合わせるのはなかなか難しいですね。
寒いからではなく、おしゃれに決めたいひとが、似合わなくても被ってしまうときの逃げ口上があります。
それは「可愛い」という表現です。
可愛ければ何でも受け入れられる風潮に乗っかろうとするのです。
可愛い柄足袋を見つけた、可愛い端布を見つけた、可愛い色の帽子を見つけた、みんな身につけたい、でも全体のコーディネートは、特に着物には合い難い、でも使いたい。
そんなとき、「可愛い」からいいや、とそこへ逃げます。
ご本人はそうでも、外野からは違います。
「可愛い」ではなく「うるさい」コーディネートに見えてしまうのです。着物仲間は一斉に「可愛い」と囃し立てるのでそこで満足してしまいますが、無言の他人は胸の中で「うるさい」から見んとこ、と目を背けるのです。
柄ものではなく、無地の場合は色々合わせてもうるさくはなりません。
可愛いものを使いたいのは、若く見られたいかもしれませんね。
Posted at 12:12