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花saku次号予告
 
きものであそぼ
季節感のずれ  [2014年05月15日]
北海道人が暖かさ暑さに焦がれる気持は内地人には見当もつかないに違いありません。まだフリースが必要な気温でも、一気に夏仕様のファツションを着込むんですから。寒いさむいと震えながら。
着物でも同じです。今の時期、着物の上に着るのは袷仕立ての道中着や道行、袷でなくてもウールやポリエステルの上着、単衣仕立てなら縮緬や紬です。麻や透ける素材は見ていても寒々と感じます。
麻、透ける生地は6月になってから。それでもまだ涼し過ぎるかもしれません。
季節感といえば、先日、北海道では一度に水仙、チューリップ、タンポポ、櫻、と咲きますがいったいどの植物に合わせればいいんでしょう、という質問を頂きました。内地なら今の時期は藤や菖蒲ですが、北海道ではまだ早い。
そこで、季節の植物の少し先取り、というのは北海道ではあまり粋には見えない、むしろ、今咲いている植物と同じでいいと思う、と答えました。つまり、今は、水仙も鈴蘭の柄もいい、ということです。
私が決めているわけではありません。違和感がない、という見地から申し上げているのです。
Posted at 12:51