着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
<<  2024年10月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
たんすコンシェルジュ
月刊『花saku』は
ウェブからご購入いただけます。
 
花saku次号予告
 
きものであそぼ
柄選び心理学  [2014年01月09日]
季節に準じて植物が開花しない北海道では、内地の、季節の植物を、少し先んじて着る、という原則は当てはまりません。
また、伝統文化のイベントも神社系の祭りを除いてはほとんどないので、演目にふさわしい柄選び、というのもあまり見られません。
となると、柄選びの基準は、着たい、似合う、とう、2種類の気分から選ぶことになります。ところがこの時、単に、着たい柄だから、似合うと言われたから、だけではなく、もっと潜在的な要素も加わっていることに気づかれましたか? 
それは、性格や、選ぶときに内在している気持ち、が作用しているのです。
意識ではなく、無意識な働きに動かされていることがあるのです。例えば、敵意を抱いている時、人恋しい時、無関心な時、はしゃぎたい時、などなど、理由もなく、あるいは気づかずに、さまざまな感情を持ってる場合、それが柄選びに微妙に影響することがあるのです。
憎しみを抱いているときは、柔らかい色合いや花柄に手が伸びません。逆に、安定した気分の時には、波が逆立っている柄とか、能面の般若などは着る気にならないものです。
人の目を気にする性格のひとは、くすんだ目立たない色柄を選びます。しかし、着物を着る心理にはコスプレ感覚もありますから、くすんではいるがブランドで目立とうとします。
観察眼を持つひとには、色柄選びで心理状態を見抜かれてしまう場合があるのです。
Posted at 13:22