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花saku次号予告
 
きものであそぼ
洋服地の着物  [2013年11月21日]
冬の北海道屋外では、帽子、マフラー、手袋、ブーツが欠かせません。
なければ凍死してしまいます。
着物を着るには似合わない着装です。
それでも地元の方たちは雪草履の他は普通に内地なみのコーディネートです。移動はもっぱら、タクシー利用。内地から引っ越したばかりの私はどうしても雪で裾が汚れるのが嫌で、しかもタクシーを使いたくないので、着物から遠ざかります。
そこで考えました。ブーツ、帽子、マフラーにも合う着物はないものかと。
洋服地で作ってみることにしました。形も二部式にして、移動の際はおはしょり下をスカート丈に調整します。ブーツが履けます。コートもマントにすればすっぽり隠れて帽子を冠ってもおかしくない。画像の着物はいずれもゴルフシャツ地です。色が気に入ったのですが、材質がてろんとして縫いにくく、もっとしっかりした生地を選ぶべきだった、と後悔しました。着物地は制作過程で糊を引いているので縫いやすいのですね。
コートはフリースの切りっぱなしで縫っていません。原始人の冠頭衣のように、布の真ん中に穴を開けただけ。マフラーは残り端布を巻き付けただけ。
透けているのは単衣用。
洋服地を使うと帯をお太鼓に結ぶのは重すぎて合いません。
室内ではスカート丈を裾まで下し、持参の足袋と草履に履き替えます。 
Posted at 11:28