先日、着物を買いに見えたかたから、銀座結び(角出し) の結び方を教えてほしいと言われました。
聞いてみれば、北海道では、着付け教室で名古屋帯ではお太鼓 結びしか教えてもらえず、銀座結びをしらないひとがほとんどだ、ということで、いささか驚きました。
そういえば、街で見かける着物姿は、お太鼓をきっちり結んだかたばかりです。
なぜ、銀座結びの女性がいないのだろうと思っていました。
きっちり太鼓は、遊びがなく、いかにも、正装、あるいは盛装してます、というような堅苦しさを感じさせます。
軽さがないのです。
北海道人はゆるいのが大好きなのに、帯となるとなぜあんなに 堅苦しくなるんだろう、と不思議に思っていたのですが、知らないなら仕方ありませんね。
でも、よく着物を着ていれば、自分で工夫して遊んでみようという気になりませんか?
すると「変わった結び方をして目立つのはいや」という答えが返ってきました。
目立ちたくて、見てもらいたくて着物を着てるのに?
すると「やや目立つていど、ものすごく目立ちたくはない」と。
よく分かりませんが、現在、和事教室の着物レッスンでは、お太鼓より銀座結びを率先して教えています。
簡単だからです。
では、動画を紹介します。
http://www.youtube.com/watch?v=DyPA70oU2MY
なお、銀座結び、と呼ぶのは、いかにも粋で、銀座のお姐さんがたに似合いそうだからです。
Posted at 11:12