若い女性に着物レンタルをやっていて気がつくことがあります。
帯の畳み方について、です。
100人中99 人までが、お太鼓の部分も半分に折ってしまいます。
「そんなことしたら、お太鼓の柄の上に折皺がつくでしょ」
と指摘すると、ああ! と、始めて気がつきます。
たったひとりだけ、京都の美大の学生さんが、正しく畳みました。
思わず、なぜそういうふうに畳むのかと聞いてしまいました。
「間違ってましたか? 」
意外な反応でした。
「柄に皺がつくからこうしたほうがいいと思ったのですが」
さすがに美大の学生さん、ちゃんと柄に配慮していました。
おしゃれに敏感で流行に気をとられている娘さんたちなのに、なぜ、柄が壊れることに気がつかないのか、とても不思議に感じます。
画像は大好きなきはだやさんの帯です。
http://www.kihadaya.com/page2.html
Posted at 09:51