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■■きもの美人が街を往く・2013 冬至(2013/12/22)■■

[2013年12月26日]
和の生活マガジン『花saku』編集部がお届けするメールマガジンです。
二十四節気ごとに配信しています。

今年もいよいよ押し迫ってきました。せわしない年の瀬いかがお過ごしで
しょうか。連休中日で大掃除や年賀状に追われている方も多いのではない
でしょうか。本年最後の二十四節気メルマガは「冬至」です。このメルマ
ガで、ほっと一息、お茶でもすすりながらほんのひととき、ホッコリして
いただければ幸いです。

というわけで、今日のメルマガは少し長めに書きました。お時間のあると
きにお読みください。

さて、二十四節気にもいろいろありまして、中でも冬至は私たちの暮らし
に比較的定着しているのではないかと思います。そう、ご存じの通り「か
ぼちゃと柚子湯」が有名です。
小学生の頃、二学期もいよいよ終わりの給食の時間、メニューにかぼちゃ
が出ると先生が「今日は冬至」と説明をしてくれました。そして「かぼち
ゃの黄色は悪いモノを払うと言われているので食べると風邪をひかないよ」
という話が印象的で、甘いものが嫌いなのに必死で食べたものでした。
皆さんはいかがでしょうか。ビタミンAやカロテンを多く含み食物繊維も
豊富なのでまんざら嘘じゃなかったようですね。アレルギー問題で揺れる
給食ですが、昔はさほどアレルギーもなく「残さず食べなさい」とか「魚
や野菜に感謝」とか「残したら作ったお百姓さんがかわいそう」などと、
食べながらいろいろなことを教えていただきました。もちろん家庭でも、
食べるときのお行儀や作法にはどこのお家も今よりも少し厳しかったよう
な気がします。

さて、冬至……。一般的には「昼が一番短い日」とされていますが、正確
には日の出の一番遅い日と、日の入りの一番早い日は冬至とは一致してい
ないようです。いずれにしても太陽のエネルギーが最もおとなしい季節。
冬至が過ぎると春に向かって日に日にエネルギーが増してきますね。ちな
みに初日の出は冬至の今日よりも遅い時間にお出ましとなりますので少し
お寝坊さんでも拝むことができるかもしれません。日の出は「東」と昔か
ら決まってますが(笑)東にもいろいろありまして、一年中毎日日の出の
方角は変わっているのですが、便利なアプリがあります。
「日の出日の入マピオン」!

http://aplista.iza.ne.jp/r-iphone/37088

これでばっちりと方角が分かりますので、たとえ日の出が見えないところ
からでも一年に一度くらいはきれいなお水をコップに入れて(清めて)
手を合わせてみてはいかがでしょうか。

日本人は太古の昔から太陽と、八百万の神と共に暮らしてきました。もう
すぐお正月(クリスマスは長くなるので飛ばします)。お正月のことを少
しお伝えしましょう。
元旦には、各家庭に「年神様」が降臨すると言われています。山の神様
、海の神様、田んぼの神様……、祖霊神は子孫繁栄や五穀豊穣をもたら
しますから農耕民族の日本人にはなくてはならない神様です。その神様が
新しい一年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるのです。
 この歳末と言えば大掃除。この掃除、サボるわけにはいきません。
年神様は、隅から隅までキレイになっているところにたくさんの御利益
を授けてくださるのですから。それが「行事」や「風物詩」となったの
は、かつて江戸城で行われていた12月13日の「すす払い」に由来してい
て、そこから一連のお正月の準備が始まるので12月13日は「正月事始め」
と言われています(とっくに過ぎているので焦ります)。
そして、年神様が迷わずちゃんと家に来るように門松を玄関に飾ります。
「面倒だからいいや」と手抜きをすると年神様が通り過ぎて行ってしま
うかもしれません。注連縄(しめなわ)も同様です。
 鏡餅も、これまた年神様へのお供え物ですので「なし」というわけに
はいきません。地方によって飾り方などはさまざまな風習がありますが
神様が宿る円形の鏡に由来しています。
 さて、神様がやってきたら? そうです。おせち料理でおもてなし。
最近は「美味しくない」「好きじゃない」と言う人が増えているそうです。
それだけ日本の食生活がバラエティー豊かになって美味しいモノが日常に
あふれているということなのでしょう。かつておせち料理は一年で一番の
ごちそうでした。そして、かまどの神様を休めるために元旦は火をおこさ
ないのが一般的でした。「じゃぁ、お雑煮はどうするのか」って? 
本来は神様に供えた鏡餅を下ろしていただくものでしたので元旦には食べ
てなかったんですねぇ。
 さて、おせち料理に話を戻して? お重に詰めて重ねることで年神様へ
供え、家族の繁栄を願います。お重は何段でもかまいませんが奇数が吉と
されます。一番下のお重は空っぽにしておいてください。そこに年神様が
福を詰めて帰ります。今は「豪華フレンチお節」とか「中華お節」などと
いうご馳走もデパートなどで予約できるようですが……、お重に入ってい
るお料理には意味があります。一部をご紹介。特に数の子、田作り、黒豆
は三種肴(さんしゅこう)とされ、欠かせません。
数の子……まさしく子孫繁栄。
田作り(ごまめ)………イワシが畑の肥料だったことから豊作祈願です。
?黒豆……まめに働き、まめに(丈夫で元気に)暮らせるように。
伊達巻き……巻き物は書物や掛軸を意味し、知識や文化の発達を願います。
受験生のいる家庭では絶対に欠かせません!
紅白かまぼこ……紅白でめでたく、魔除けの紅と清浄の白で、かまぼこの
半円型は日の出を意味します。
昆布巻……喜ぶ=よろ昆布で、家族に喜びが多いことを願って。
栗きんとん……黄金色で縁起がよく蓄財につながります。
ちょろぎ……「長老喜」=長寿を願う。

長くなりましたので、今回は「きものでお出かけQ&A」はお休みです。
みなさま、今年1年大変お世話になりました。
どうぞご健康で良いお年をお迎えくださいませ。
以下、インフォメーションです。


     …◎  …●  …◎  …●  …◎  …●  …◎

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問に、『和の生活マガジン 花saku』編集長がお答えしています。
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