手に持っていることができないときに、帯に差して預けておきます。 |
1. 右手で要を持ち左手で時計回りに回転させ、自分のほうに縦にむけます。要が自分のほうです。
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2. 左手をすべらせるように右手に寄せ、下まで下げます。
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3. 左手はそのままに右手を上にします。(手が入れ替わっています)
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4. 左手で帯を開けつつ、右手で末広を持ち、前板に沿わせるように左側にやや斜めに差し込みます。表には黒骨が見えています。
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5. そのまま差し込みます。一度に差し込まず2回に分けて差し込みます。
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6. 完成です。指2本分くらいを帯から見えるように出します。儀礼用扇子は、見せるものではなく自分の慎み、相手に対しての礼儀で持つものなのです。
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教えてください先生
なぜ、相手に銀の面を向けるのでしょうか?
扇子を開いたときは表が上になります。したがって、そのまま自然に扇子を閉じると裏側は相手のほうに向くことになります。金銀の場合、表側である金を自分が見ているという設定になりますので、銀が相手に向くことになるのです。なお、扇子は挨拶などで前に置く場合などを除き、下に置かないほうが良いでしょう。踏んだり、つまづいたりして粗相しないように。帯にはさむ、バッグの中にいれるといった心遣いがあるといいですね。
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