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第101回 子どものきものの腰上げ・肩上げ

秋は、結婚式や七五三などの行事できものの出番も何かと多いシーズンです。
そこで今月は、七五三の前に、お子さんのきものの腰上げ、肩上げの仕方をご紹介。
ゆかたやお正月のきものなどにも応用できますので、小さなうちから着る機会を増やしてあげてくださいね。
 

腰上げをします
                                           
1 図1と基準を参照し、きものの腰上げ山の位置を決めます。
 
2 図2のように腰上げ山の位置できものを折り、丈の長い分の半分の位置でざっくりと縫います。


肩上げを縫います
                                              
1 背中心と袖付けの位置を合わせて肩上げ山を決めます。肩幅が広い子は少し袖側にしてください。(図3参照)
 
2 肩上げ山位置にまずマチ針を打ち、90度回転させて、肩上げ山を縫う位置を決めます。
 
3 2のマチ針の位置から、上げ寸法の半分の長さの所にマチ針を打ちます。今回は6センチ裄を短くしたいので3センチの位置です。
 
4 まず、後ろ身頃側は、袖付けの位置にマチ針を3センチの所で平行に打ち、真ん中にも打ちます。
 
5 前身頃側は、肩山から袖付け位置までの3分の1の位置でマチ針を平行に打ち、袖付け位置よりも下のほうにマチ針を打って布がずれないように留めておきます。

6 図4を参照して、後ろ身頃から縫い始めます。糸は二重にします。地色よりも少し濃い色にすると目立ちません。袖付け位置の肩上げ山から1センチ入った所に針を刺し、一針返してから二目落としで縫っていきます。
 
7 肩山の所まで来たら一針返し、続けて前身頃を縫います。最後も一針返してから留めます。

8 縫い上がりました。アイロンはかけません。