サッカーの試合でジャパンブルーという言葉がよく出てきます。
日本人選手のユニフォームの色です。
日本的な青、のことらしいですが、実際の色を見ると、単なる青です。
ジャパンブルーといえば本来日本に昔からある藍色でなければなりません。
恐らくサッカー関係者は勘違いしているのでしょう。
そのことを誰も指摘しないのは、藍色についての知識を持つひとが少なくなったからではないでしょうか。
青も藍も同じ色だと思っているのでは?
藍がなぜ日本的かというと、藍が日本人の肌によく合うからです。
黄色人種には青より藍が似合います。
白色人種には似合いません。
素肌に着る浴衣はそれゆえ、藍色がよく選ばれてきたのです。
藍には防虫の効果があり、虫の多い夏に適してもいます。
昔の藍の着物は触っただけで指に色が移ってしまうため、箪笥の中で1年寝かせ、色が落ち着いてから着ろ、といわれたものですが、現代の染色では染めの段階で防色しているためその必要はありません。
Posted at 12:07