着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
<<  2024年10月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
たんすコンシェルジュ
月刊『花saku』は
ウェブからご購入いただけます。
 
花saku次号予告
 
きものであそぼ
季節の先駆け  [2018年06月13日]
先日、こんな質問を受けました。
カエルと蓮の花の手描き友禅の帯なんですが、塩瀬地に描いてあるんです、柄は夏なのに生地は袷の季節のもの、となるといつどんな着物に締めたらいいんですか?
 
着物のお洒落は季節に少し先駆けた柄を着る、という原則みたいなものがあります。
それは、着物は粋か野暮かでお洒落度を計るからです。
 
カエルと蓮は夏のもの、なのに生地は袷の季節のもの、なら、5月の最終週が締め頃なのです。
1年のうちでたった1週間しか着られない、着物にはそんな贅沢なお洒落があるのです。
画像は祇園祭の柄の袷ですが、これもやはり5月の1週間しか着られません。
ただ、現在創られる着物は、個人の注文以外ではこんな贅沢は許されません。
何枚も購入出来ない時代ですから、長く何度も着られる着物しか売らないんですね。
Posted at 11:35