絹の生地は自宅で水洗い出来ないと思い込んでいるかたが多い。
絹は水と相性がいいのです。
袷の着物は無理ですが、単衣は色落ちしない柄なら手洗い出来ます。
汚れるのは衿、膝、裾、手首が当たる箇所などですね。
手に入るなら棕櫚のブラシに洗濯石けんを塗り付けて汚れを落とします。
その後で長方形のブラスティックケースにぬるま湯と洗剤を入れ、30分ほどつけ、手で押して洗います。
すすぎはシャワーで。
風呂場に吊るしておき、水が垂れなくなったら部屋干しします。
アイロンは生乾きの段階でかけてください。
衿の部分が乾きにくいですから、ふたたび吊るして乾かします。
長襦袢は、汗で全体が汚れますから、10回くらい着用したら、大きな洗濯ネットに畳んでいれて洗濯機で洗います。
アンティークの色物のモスリン襦袢は色落ちするので自宅での洗濯は無理ですが。
外国でミシン縫いされた着物類は糸と生地が合っていない場合、縮むこともあり、全体洗いは避けたほうがいいです。よく確認してください。
帯は水洗いに向きません。
自分で出来る部分洗いやシミ落としについては、京都市の大宮華紋さんが年に数回、講座を開いています。
京都に行けるかたは問い合わせてみてください。
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Posted at 18:35