皇室のかたが出席されるパーティに、五つ紋の訪問着を着るべきか、3つ紋の色留め袖を着るべきか、と質問されました。
そういうときは宮内庁に聞けばいい、と答えました。
さらに、帯は、小物は、ととても不安そうでした。
現在は、呉服屋の店員や着付け教室の先生でもきちんとした知識を持っているとは限りません。
参考になるのは、皇室関係のかたが和服で出席されているバーティの写真などでしょう。
いずれにしても、格のあるコーディネートをしようというとき、本人がどれほど本物を見て育ってきたかがおおいに関係あります。
よく、着物にどんな帯を合わせるか、色や素材や柄で見ようとしますが、それよりも、それぞれの格が合うかどうかのほうが大事です。
付け焼き刃で勉強しても間に合いませんから、普段から、着物と限らず、本物を鑑賞する癖をつけておいたほうが役に立ちます。
Posted at 18:50