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花saku次号予告
 
きものであそぼ
旅の着物  [2014年06月05日]
2日ほど、東京へ行くことになり悩みました。着物で来てくれという注文があったからです。
暑いのに。
無視することに決めで夏服を準備していたら、なんと、札幌より涼しくなる、というではないですか。急遽、当日の朝になって着物の支度にかかりました。
まず、本体の着物ですが、これはもう、夏大島に決まっています。
風通しがよくほとんど皺にならず、汚れがつきにくく、6月の旅は単衣の夏大島に限るのです。
画像は2日間着たあと脱いだばかりのものですが、皺がないでしょ? 
長襦袢は紗の柄物です。画像では分かりにくいのですが、バラがデザインされています。柄物の紗の長襦袢は6月でないと着られません。透ける夏の着物は白を着るしかないからです。
帯は傘紋様を織り込んだ綴れですが、同じ柄の色違いを未仕立てのまま、重ねて角だしに結びます。もし暑ければ1本にします。未仕立てにしたのは、形がつくりやすいからです。足元はストレッチと木綿の混紡足袋に黒ごま竹台の下駄です。竹の下駄は汚れず涼しいので愛用しています。
バッグは大きなシースルーのビニールのエルメスタイプ。これは夏の小旅行には必ず持つて行きます。いくらでも入りシースルーなので中身を取り出しやすく、雨に濡れても大丈夫。
黒いドレスは夏着物地で作ったワンピースです。ヨークをつけて仕立てておけば、ブラジャーなしでも平気だし、裸足に下駄を履いてドレスで買い物に出かけることも出来ます。
クリアファイルも忘れてはなりません。領収書やチケットなどの紙類はちらばりやすいですからまとめて入れておけます。
展覧会に行った時、美術館や博物館が展示物に因んだ絵柄のファイルを売り出しますね、あれを買ってきては溜めておくのです。旅先でちょっとなにか送りたい、というとき、紙類を抜き取って、とっさにこれを差し上げると喜ばれます。
Posted at 23:14