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花saku次号予告
 
きものであそぼ
着崩れを気にするな  [2013年12月26日]
着物は、縦の線も横も全て直線を形づくっています。
そのためにこのラインが乱れるとだらしなく見えます。だからこそ皆さん、着崩れを気にするのでしょう。
着物を着ている間は、どこかが崩れているのではないか、とそればかりが気になり、他のことは上の空、となりかねません。洋服では味わえない緊張感に支配され、どっと疲れて帰宅する、というかたも多いでしょう。
着物は着付けた瞬間をずっと維持するべき衣装なのでしょうか。身動きも許されない、マネキン状態でいなければならないものなのでしょうか。
昔、洋服がない時代の写真を見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=vfDnIp6GqG0&list=PLE2DAFEF6A10922B2

非常にゆったりと着付け、だから崩れも見られます。しかし見苦しくはありません。
着物が身体に馴染んでいるからこそ、なのです。
これに反して、現代、高価なブランド着物を、美容院で着付けてもらったかのようにきっちりと着ているのにどこかぎこちなく様になっていないひとを多く見かけます。
ご本人はブランドものを着ていれば恥ずかしくない、と思っているようですが、実は、完成度の高いブランド着物ほど、着るひとの完成度も求めるものなのです。そのため、着物と本人とのギャップがありありと出てしまいます。
きちんと着る事を目指すより、着崩す方向へ向かう方が、より粋な着物美人になれるのです。
あ、着崩れと着崩す、は意味が違います。どう違うか考えてみてください。
Posted at 11:09