着物、着付け、コーディネート、着付け動画、ヘアメイクなど着物に関する様々な情報が満載のきものポータルサイト。着物雑誌「花saku」のオンライン版です。豊かなきものライフを実現する「たんすコンシェルジュ」も推進しています。

月刊誌「花saku」の年間購読のお申し込みはこちら!
たんすコンシェルジュ
月刊『花saku』は
ウェブからご購入いただけます。
 
花saku次号予告
 
前の記事  |  次の記事  ]

第80回(1)より美しくあでやかに振袖を着る

未婚女性の第一礼装、振袖。

華やかでとても美しいものです。

その振袖、ちょっとした着方の工夫や、

しぐさの気遣いでさらに美しく優雅に見えます。

振袖の着姿をさらにランクアップさせるための

一工夫をご紹介いたします。

 

モデル/近藤沙季さん、溝口 真亜子さん、

神辺真帆さん 

 

ケース1 いかり肩さん 
     体型補正をきっちりと

若い方に多いいかり肩。帯をすると両肩の山と帯の上線で胸に長方形ができます。これでは肩を強調してしまいますから、できるだけ、肩を目立たせないようにしていきます。そのための工夫が胸の中心を高くし、肩をなだらかに見せること。また、後ろの抜きを大きくすることで、合わせがきれいに決まります。

 

 

ケース2 のっぽさん 帯幅と髪型に注意

上背があり、すらっとした体型の神辺真帆さん。大胆柄の振袖がお似合いです。といっても、きものの場合、身長の高さを目立たせたくないもの。そこで、帯幅を広めにとり、さらに高めに締めることで目の錯覚を誘います。

そのときに考えなくてはならないのが後ろ姿の帯ときものの衿、首の関係です。あまりにも帯が低い位置にあると間延びしてしまいます。また衿を抜きすぎると初々しさがなくなるので、気を付けて。若々しさは帯結びの上部にボリュームがあるほうがよいでしょう。

 

 

ケース3 譲られたきものを着る 衿を主役に

 
おばあさま、お母さまの思い出の振袖を着る方も多いと思います。親から子へ、そして孫へ。これこそきものの醍醐味です。といっても、親、子、孫でサイズが同じということはありません。が、ちょっとした工夫で多少のサイズ違いは克服できます。身丈が足りない場合は腰紐を下げ気味にして調節します。身幅、抱き幅が足りない場合は衿幅を出して調節します。