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和の生活マガジン花saku2月号 川越唐桟  [2018年01月20日]

川越唐桟表紙

和の生活マガジン花saku2月号本日無事に発行です。
ありがとうございます。

寄る年波に飲み込まれ、昨年の9月末に軽い風邪をひいたのが運の尽き、風邪をひいては直り、ひいては直りと、短いスパンで健康状態がアップダウン。薬漬けの日々が続きますがいっこうに咳が止まりません。いよいよおかしいと思ったら年末に「咳ぜんそく」という診断! ぜんそく系は、普通の咳止めや風邪薬は効かないそうで、なんだかずいぶん無駄な薬を飲み続けて肝臓に負担をかけてしまったようです。

効かないんなら、早く言ってよ〜〜〜ってなんかのCMの台詞のようなつぶやきがこぼれました。

 

シュ〜ッという、霧状の薬をひゅ〜っと吸い込むタイプと、ぜんそく用の飲み薬にしてから発作は起きなくなり、編集部のミキヨタマがくれた台湾土産の怪しい液体(びっくりするほどよく効くの)と、アレルギー(花粉症)でかかっている皮膚科の医師が処方してくれた「麦門冬湯」により、症状が落ち着いていますが、少し無理をするとまた咳が出る。薄皮を剥ぐように、年をまたいで一進一退を繰り返しながら徐々によくなりつつある今日この頃。スケジュールはパンパンですがアリスがメキメキと実力を上げているのでなんとか助かっています。

年末にもう一つ、やけくそのような信じられない出来事が! それは「生活習慣病予防検診」です。11月から年末までの間の行ける時に総務部に申請をして行くのですが、どうしても日程を確保できず、ヘロヘロに疲れ果てた1227日の受診になってしまいました。
「この体調で受診してもし無罪放免だったら畏れるモノはもう何もないね」って総務のSJに誇らしげに言って出かけましたが、昨日結果が郵送されてきて、結果は敢え無く玉砕!(そりゃぁそうだよね〜って思いました)
春先までは再検査の日程をさらに確保しなければいけなくなり、ますます困窮して参りました。自業自得!

健康第一! 今年の目標です。

さて、そんな中、1月号の特集「女性職人が受け継ぐもの」が大反響でビックリしています。「女性の職人」というだけでなんだかとても好感や共感を持たれるのでしょうか。4人の女性職人さんたちへの応援メッセージが止まりません。ありがたいことです。
こうして、コツコツと、伝統技術を学び仕事をしているひとがいるのだと思うと、「楽をしないで頑張らなくては」と、なんだか新年早々元気をもらったような気がします。

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そして、伊賀くみひもの「藤岡組紐店」さんの記事も大反響。どうやら、日本の手仕事は、興味関心を持って応援してくださる方がとても多いような気がします。


日本の手仕事と言えば、2月号が本日発行となります。

川越唐桟扉
川越唐桟を特集しました。綿織物です。

川越と言えば、小江戸として有名で、蔵造りが連なる街並みには、観光客が一年中絶えないところです。テレビなどでは「菓子屋鉾超」がよく放映されていますね。

今回は蔵造りの街並みにあるとても親切な呉服屋さんの「笠間呉服店」さんにお世話になりながら、川越唐桟の特集をコツコツと作りました。撮影場所の手配や読者モデルさんの着付けなど、一所懸命に手伝っていただいて、本当に感謝感謝です。

そして、「手織りの会」の皆さまにも総出で頑張っていただきました。本当にありがとうございます。

川越唐桟手織りの会藍染め川越唐桟手織りの会染め2川越唐桟手織りの会染3

川越唐桟手織りの会染4綿花川越唐桟手織りの会織り1

川越唐桟手織りの会織り2川越唐桟手織りの会3

 

川越唐桟の魅力は、2月号の誌面にたっぷり掲載しました。歴史や作り方、思いなどもいっぱい書きましたので、楽しみにお読みください。そして、可能ならいつか、着物を着て川越の街を歩いていただきたいです。誌面には「きものの日」についても掲載しました。いいことがいっぱいありますので、ぜひ狙ってみてください。

 川越唐桟表紙

ここでは、本誌に書かなかったことを少しだけ。
川越は唐桟で有名なので綿織物の産地ですが、江戸時代の終わりから明治にかけては、絹織物の市が立っていたんです。まぁ、そんな歴史があるので川越唐桟が生まれたわけですが、もし興味がある人は「中島久平」と検索してみてください。
川越以外にも、埼玉県には、梅で有名な越生や、小京都と呼ばれる小川町、銘仙で有名な秩父、彼岸花で有名な飯能などに「絹市」がたっていて、それぞれ絹の歴史を持っているのですね。

日本の絹は一時は国の基幹産業でした。
どんな町にも、絹や織物の歴史が残っているので、お住まいの町の歴史を調べてみると、着物ファンにはとても楽しいかもしれませんね。

saku3月号、川越唐桟の特集はこちらからお求めいただけます。

 

 

 


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Posted at 06:00